2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

再会の季節

高校時代のボーイフレンドと再会した、という話を、このところ、高校時代の同級生からいくつか聞いた。 わたしたちは中学高校続いた女子校に通っていたから、高校時代のボーイフレンドというのは、たいてい同じような6年続きの、男子校の男の子たちだった。 …

カミングアウト

告白すると、わたしはこれまでに外国にいったことがない。 こどものころから乗り物酔いがひどく、20代になっても、新幹線はこだましか乗りたくなかった。 ひかりやのぞみは、酔っても途中で降りられないのが怖かった。 (実際にはしかたなく乗って、酔うこと…

有楽町線

銀座一丁目に用事があって、有楽町から東京メトロの有楽町線に乗った。 有楽町駅の日比谷口に出て、交通会館を見ながら地下に入る。 この日は工事で駅のすぐ前の入り口が使えず、交通会館そのものから入ったのだけれども、風景としては、高校2年から卒業まで…

師匠

わたしは、こどものころから落語が好きで、大学の後半から数年間は、立川談志師匠の数少ない女性ファンとして、落語会や独演会をおっかけていた。 師匠に「風」こと手拭を贈ると、わたしがいく日に高座で使ってくれるなんてうれしいことも数々あった。 いま…

忘れちゃった...

わたしの好きな男性のタイプというのは、ひとことでいって一般的ではなく、たとえば俳優では誰、と聞かれて説明しても、よほど映画好きの人でなければ「ああ、あの人ね」とはならない。 なったとしても、そのあとに「どうして、あの人?」とさらに問われる場…

森ガール

不覚にも知らなかった、この言葉。 ちかごろ流行る女の子のファッションとライフスタイルの一種で「森にいる女の子みたいな(女の子)」という意味らしい。 ふわふわしたスカートやワンピースを好み、小物も手作りニット帽やファーの襟巻きなど、アクセサリ…

恋人よ我に帰れ

街でときどき見かける素敵な女性がいる。色白で顔は古風な卵型、背丈は155くらい。 服の趣味がノーブルで、といってアウトオブデイトなところはなく、たたずまいが柔らかい。 年はわたしより少し上かな、と思うということは、同じ年頃かちょっと下かも。 自…

名前の由来

「羽生さくる」というペンネームは、単行本デビューのときに自分でつけたものだ。 スイカズラの英名Honeysuckleをもじって、2分で考えた。 honeyの発音で素直にいけば「はに」だけれど、それが本名で昔から有名な一族がいるので使えない。 もじりついでにち…

Love and Light

夢に出てきたリキュールの色を、オーラソーマで探してみた。 オーラソーマ。 香水瓶に似た四角のボトルに、二色の比重の違うオイルが満たされている。 上半分の色と下半分の色は、撹拌しない限り混ざらない。 直観でボトルを選んでいまの自分を知るという、…

ブリリアント!

街で赤ちゃんを見るのが好きだ。 彼らは生きる喜びの固まりのようだ。 どの子もみんな、かわいらしく、いとおしい。わたしは、幸いにも、男の子と女の子の両方を育てることができた。 そのおかげで、男の赤ちゃんを見ても、女の赤ちゃんを見ても、ああ、そう…