そのせいだったのか

一日に何度となく、コーヒーを飲み、紅茶を飲みしている。
つい先週あたり気がついたのだけれど、その何度かのあいだで連日唇をやけどしているらしい。

口紅を塗るとき、上唇のまんなかあたりがどうも腫れているな、白っぽくなってるな、と気になっていたのは、やけどのせいだったのだ。

おたまでスープや味噌汁の味見をするのもよくない。
「あっつぃ!」となることが多々ある。

飲み物でもスープでも、瞬間のことで、あー、熱かったといいながら舌でなめたりしているうちに忘れてしまう。
舌のやけどだとしばらく痛くてものも食べづらかったりして、うかつだった自分を責めることになるのだが、唇は外に出ている分冷えるのも早いのか、痛みは早く引く。
それでも、唇自体はダメージを受けているから、腫れたり、白くなったりするわけだ。

このところ、最寄りのカフェではマイカップを持参すると50円引きというキャンペーンを実施中なので、わたしも真面目に人魚模様のゴブレットを持っていっている。
これがまたやけどの元。
蓋をするからなかなか冷めない。
それも思いも寄らない出かたをするから避けきれない。

さっきもまたやってしまったのだ。
口紅はちょっとがまんして、馬油をつけておこう。