宿命的におせっかいな女性

今年の初め、新しい名刺を作るにあたって、肩書きの代わりになにか「屋号」みたいなものをつけることを思いついた。

人生最初の海外旅行先と決めているイタリアに住んでいる友人に、なにかしゃれた文句ないかしら、と相談したところ、「fata fatataがいいんじゃない」と返事がきた。

「fata」は英語でいうところの「fairy」すなわち「妖精」。
「fatata」は英語でいうところの「fatal」すなわち「宿命的な」。

「fata」っていうのは、ちょこまか動き回っていろいろなことをするっていうことから「おせっかいな女性」を意味することもあるらしい。

つまり、「fata fatata」はたんなる語呂合わせではなく「宿命的におせっかいな女性」を表すことになる。

「ぴったりでしょ」
イタリア在住友人はご満悦。
わたしも気に入ってしまった。

かくして、わたしの名刺の名前の上には、この「枕詞」が入ることとなった。
イメージとしては、糸巻に、待ち針かついで腰掛けてるティンカー・ベル。
ボタンつけなど、いたしましょうか。