あくび指南

健康雑誌の記事を読んだのがきっかけで、編集者として携わった女性誌でお仕事をお願いした、アーバン・シャーマンの安田隆さん。
初めてお会いしたのはもう6年近くも前のことです。月日の経つのは早いもの。



著書多数、開発した問題解決「技」無数という彼が、今年、その極めつけとして「パナシア」というものを発表しました。

「パナシア」とは「万能薬」。
「口をあけっぱなし」の「パナシ」にもかけているそうです。


詳細は、文末にご紹介する彼のサイトをごらんいただくとして、きのうわたしに訪れた、あまりといえばあまりの「パナシア」効果について、お話したいと思います。


始めたのは午後1時くらいだったでしょうか。
電車のなかでこっそり、口をあけっぱなし。
自分に問いかけをして、口を開け、あるものが出てくるのを待つわけです。
あるものとは、タイトルにも書いちゃいましたね、あくびです。


(「あくび指南」というのは、古典落語のネタでもあります)


そしてまず、お茶を約束していた友人に会いました。
彼女について、心配なことが二つあったのです。
一つは体調のこと、一つは仕事のこと。
それが二つとも、拍子抜けして笑ってしまうほど「よい」状態になっていることがわかりました。
彼女の様子も、とても健康そうで、いつもに増してきれいでした。


彼女と別れてiPhoneを見ると、人生の半分より向こうから世話になっている先輩の編集者から電話が入っていました。
すぐにかけると、わたしが前に書いた文章が読みたいんだけどファイルが見つからないから送ってといいます。
1年ぶりに聞く声が元気でほっとしました。


仕事先へ移動しているとき、12日も返事がこなかった相手からメールがきて、わたしの書いたプロフィール原稿へのお礼でした。
気に入ったのか入らなかったのか、そろそろ聞かないと、なんて切り出そうと思った、その数分後でした。
メールには感謝の言葉に続けて、さっそく使わせてもらいます、と書いてありました。
あー、よかった、と安心。


仕事は、広報のためのテキストを請け負っているクライアントのセミナー説明会でした。
潜在意識の思い込みをはずして、新しいプラスイメージと入れ替えるメソッドの体験で、取材者のわたし自身も「わたしはわたしの気持ちを表現しても大丈夫」というイメージをダウンロードすることができました。


説明会の最中に入ったメールは、二日前に紹介された方からで、まとまった仕事につながる内容。
説明会が終わって、一人でカフェに入り、すぐにお返事を出し、紹介してくださった方にもお礼のメールを出し。


そして、地下鉄の駅からの帰りの電車、ぼんやりして反対方向に乗っていました。
(わたしにはよくあることではあります。はは)
駅一つで気づいて下りたら、正しい方向の次の電車は6分後。
あくびをもう1回2回してから、2週間ほど前にきまずくなっていた友人に電話してみました。


友人は、まるでなーんにもなかったかのように、日曜日に仕事をしていたわたしをねぎらってくれ、このあとお茶を飲もうかというのです。
わたしは「ほんと?うれしい!」と声をあげていました。
いつもならそんなふうにいえないのに、説明会でのイメージ入れ替えのおかげだったかも知れません。


そして、途中下車をして、友人とお茶を飲みました。
短い時間だったけど、すっかり仲直り。
最高の一日の最高な締めくくりになったんです。


驚異の「パナシア」!


なにがすごかったといって、この半日で、いまわたしが関わっている人たちのなかでもっとも重要なキャストがすべて登場し、全員が、よいニュースをもたらしてくれたり、よい状態を見せてくれたり、次の段階を示してくれたりしたということです。


さらには、全員が、とても温かくジェントルに接してくれたこと。
わたし自身が、つねづね彼らにそう対したいと思っているような接しかたで。


自分の口一つあれば、誰にでもいますぐ使える「パナシア」。
よろしかったら、あなたも。


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